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CEO 独言 - 「誰も利用しない歩道橋」

誰も利用しない歩道橋

 私の会社の近くに歩道橋がある。この歩道橋、ほとんど人が渡らない。どの位渡らないかと言うと1時間に1人も渡らない。私は、絶対安全だし、景色も良いのでこの歩道橋を使って道路を横断するが他人に出会った事が一度も無い。何故皆んな利用しないのか毎回考える。

 この歩道橋を利用しない理由の第1は向こうからこっちまで幅8mの道路を横断するのに4.5m登ってに4.5m下がる大変さだと思う。その他に一度でもこの歩道橋を使った人は、感じるだろうが手入れの悪さも原因に有るのだと思う。何しろ歩道橋の舗装はボコボコ、左右の鉄板の壁はサビだらけ、壁の下の方は、苔と雑草とゴミ。これでは2度と渡る気を起こさせなくしてしまうのではないだろうか。

歩道橋の苔

この「誰も利用しない歩道橋」どうしたら良いのだろう。解体撤去してしまえば将来のメンテ費用もかからないだろう。しかし、安全の為この場所に歩道橋を作ろうと考えた昔の人達の努力も消し去られてしまう気がする。

歩道橋

 4.5mの登りが心地良く「モモ」に刺激を与えてくれ、4.5m上空からの景色が案外見通しがきいて良いからだ。

歩道橋からの眺め

 利用されなくなった会社の近くの歩道橋を蘇らせるヒントが浮かんだ。安全の為の歩道橋に「シニア健康の為の歩道橋」の機能をプラスしてしまうのだ。4.5mの登り、4.5mの下には1段1段に色違いのゴムを敷き左右の壁に手摺りを取付けて、お年寄りがラジオ体操に参加する気分で、1日10回往復しよう。20回往復しようと目標を持って登り下りする施設に変えてしまうと言う案だ。

 お年寄りは気が短いから特に、道路横断する時、車と車の間を縫って危険だ。このシニア健康横断歩道で歩道橋を利用をするクセを付けていただければ、本来の安全の為の歩道橋設置の意味が戻るのではないかと私は思う。

風間 新太郎

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